武蔵野市の高齢者あんしん住まい確保事業

平成29年2月より、武蔵野市では高齢者が優先的に入居することができる民間賃貸住宅を登録する「高齢者あんしん住まい確保事業」を始めました。高齢者の入居に協力いただける賃貸住宅を武蔵野市で募集し、転居を希望する方へ情報提供を行うとともに、入居後には、ケースワーカーが見守り支援も実施します。入居の申込みには以下の資格をすべて満たすことが必要です。

1.武蔵野市内に引き続き3年以上居住していること。
2.健康で自立して日常生活を営むことができること。ただし、単身であり、かつ、身体等に著しい障害があるために常時の介護を必要とする者にあっては、高齢者優先住戸への入居後においても、居宅において常時の介護を受けられる場合に限る。
3.65歳以上の者のひとり暮らし又は65歳以上の者のみの世帯であること。
4.収入が214,000円を超えないこと(単身の場合)。
5.入居後、見守り支援を受けることについて同意すること。

入居後の生活支援

(1)登録住戸に入居した入居者に対し、見守り支援を実施

月1回の電話・月1回の訪問による見守り支援を行います。その際の見守り支援は、福祉・介護・医療等の有資格者が実施します。

(2)死亡事故発生時の原状回復費用・家賃損失に備える保険に武蔵野市が加入

武蔵野市では、高齢者が入居した登録住戸に対して、死亡事故発生時のリスク(遺品整理費用、原状回復費用、空室・値下げの家賃保証)をカバーする保険に加入します。

(3)バリアフリー改修助成

バリアフリー改修に要した費用の全部又は一部について、事前相談の上、50万円を上限に助成します(1回限り)。

助成対象となる改修
・手すりの取付け
・段差の解消
・滑りの防止、移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更
・引き戸等への扉の取替え
・洋式便器等への便器の取替え
・浴槽の取替え
・流し又は洗面台の取替え
・上記工事に附帯して必要となる改修

(4)緊急通報システムの利用費用助成

武蔵野市はセコム株式会社と協定を結び、緊急通報・火災監視・生活センサー等を備えたシステムを協定価格で準備。
大家さんに契約していただくことで、孤独死等の発生による事故物件化・火災発生時のリスク軽減を図ります。