「シェアハウス」「ゲストハウス」というと最近流行りの暮らし方って感じですが、昔の呼び方でいうところの「ドヤ」にあたるのでしょうか、「生活保護版シェアハウス」とするのがわかりやすいかもしれません。若者向けのシェアハウスやゲストハウスは、シェアハウスのポータルサイト(ゲストハウスバンク)によると都内だけで1500件以上登録されています。価格はピンキリで、月々数千円の部屋(いわゆる相部屋、ドミトリーというそうです)もあります。ざっくりとした相場は4~5万円あたりでしょうか。ポータルサイトに掲載されているシェアハウスは、外国人観光客や交流好きの若者向けのスタイリッシュな雰囲気の部屋ばかりですが、このようなタイプとは真逆のシェアハウス、ゲストハウスが冒頭の「生活保護版シェアハウス」というわけです。私が実際にゲストハウス内に入ったことがあるのは三鷹市内にあるゲストハウスですが、外観は低層のやや築古のマンションでした。エントランスに入り共用部の廊下の向こうには共有スペースの炊事場とリビングルームがあり、自動販売機が数台設置されていました。

廊下の壁には魚らしき模様がペイントされており、しかも数種類の魚、海藻など海中なのか、水族館をイメージしているのか、海を題材とした独特の世界観が広がっていました。玄関は寮のような雰囲気で、各自の下駄箱がありました。建物構造はRC造ということもあり、さすがにべニア板一枚の壁のような薄さではありませんでした。ただし、3畳くらいの間取りしかないため、結構しんどいのではないかという印象を受けました。そんな狭小な部屋にもかかわらず、賃料は月額6万円以上と決して安くはない印象です。行き場をなくした方々には強い味方なのでしょうが。

それにしても月額賃料は高いなあ~といいながらも、一日あたり1泊2,000円程度で泊まることができるのならば安いと思う方は多いのではないでしょうか。住んでいる方々は生活保護の方がほとんどで、中には年金暮らしの方もいるそうです。今回依頼を受けたお客様は一日も早くゲストハウスから一般的なアパートへの引越しを強く希望しています。