80代後半になると考えること

先日、管理物件のお客様からこんな相談をいただきました。

「左眼の血管が切れてしまいほとんど視力をなくしてしまったので、一人暮らしがしんどくなっちゃってねえ」「外出しても周りがよく見えないもんだから買物行くのも苦労するんだよ」「もう一人暮らしは厳しいかな。ただ、老人ホームには行きたくないんだよ」

切実な心境を吐露されていました。できるだけ人の手を煩わしたくない気持ちが強いようで、介護が必要になるギリギリまで一人暮らしを続けたい。とはいえ、87歳になって身体が付いて来ない。「何かいいところ知らない?」といったご相談内容でした。

そこで、自立型のサービス付き高齢者向け住宅をご紹介することにしました。介護型のいわゆる老人ホーム型ではなく、今までのような一人暮らしをしているのに近い生活スタイルを実践できるような施設がよいのだろうと考え、自立型施設の中でもより現在の住環境に近い「団地を再生したサービス付き高齢者向け住宅」をご紹介。その名の通り、団地を高齢者向けにリノベーションした物件なのですが、これがまた何とも昭和回帰で懐かしく、かつ、高齢者にとっては何とも生活の利便性や住環境に適した環境を提供しています。団地内に商店があったり近隣にもスーパーもあり、なかには菜園もあってそこで入居者が自由に菜園づくりができるわけです。

実は、来週見学に行きます。レポートするのでお楽しみに!今後は「住まいのその先」を考え、ひとりひとりのニーズにあった暮らし方の提案を積極的に行っていきます。